用賀法律事務所 事務局通信

2010.08.18

【講演】モバイルコンテンツにおける知財・著作権講座/一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラム主催

『第6回 コンテンツ分野別ケーススタディ ~電子書籍~』
 
日時/2010年9月6日(月) 14時00分~15時00分
会場/アイビーホール青学会館4F「クリノン」
受講料/MCF会員 30,000円、会員以外 90,000円
お問い合わせ・申込み/
一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラム事務局 TEL(03)5468-5091
info@mcf.to
http://www.mcf.to/extra/cr_course.html
 
昨今モバイルコンテンツビジネスが大きな変革期を迎えている中で、今後ビジネス領域を拡大していくためには、コンテンツ配信に関する知財・著作権に関する知識が、配信担当者にとっても必要不可欠な基礎的能力となってきております。MCFではこのような会員企業のニーズに対応するため知財・著作権講座を6回シリーズで開講いたします。講座の内容については基礎的な知識からコンテンツ分野毎の配信における実務対応等まで網羅しておりますので、配信担当者から知財担当者までレベルに応じて実践的な知識・ノウハウを習得していただけます。是非とも多くの方々にご参加いただきビジネスモデル拡大にご活用いただければ幸いでございます。

2010.08.18

【講演】電子出版講座/出版ビジネススクール事務局主催

『電子書籍の真実と電子出版の構図』
 
日時/2010年8月25日(水) 17時00分~20時30分
会場/岩波セミナールーム
会費/9,000円(テキスト付き)
企画/出版研究センター 林 幸男
お問い合わせ・申込み/
出版ビジネススクール事務局 TEL(03)3234-7623
http://skc.index.ne.jp/seminar/20100825.html
 
《主な講演内容》
「電子書籍の真実」 村瀬拓男氏
2010年電子書籍元年
日本の電子書籍の歴史
電子書籍とは何か
課題(1)―フォーマットおよび日本語の問題
課題(2)―流通の問題
課題(3)―権利の問題
電子書籍がもたらす出版の未来
「電子出版の構図」 植村八潮氏
Webの拡大と出版(1999年1月~2000年12月)
コンテンツとオンデマンド(2001年1月~2002年12月)
ケータイ文化とグーグルの台頭(2003年1月~2005年12月)
Webの進化とケータイ小説(2006年1月~2007年12月)
電子書籍の再興隆(2008年1月~2010年現在)
電子書籍交換フォーマット標準化は何を目指すのか
<ディスカッション>
講師:村瀬拓男氏/植村八潮氏  司会:深見拓史氏

2010.08.18

【執筆】著者初の刊行書籍『電子書籍の真実』/毎日コミュニケーションズ

電子書籍の真実_書影

『電子書籍の真実』 村瀬拓男・著
 
判型/新書(マイコミ新書)
発行/毎日コミュニケーションズ
定価/780円+税
発行日/2010年7月31日
ISBN978-4-8399-3485-9 C0236
 
 
 
■内容紹介
2010年5月28日にAppleの「iPad」が発売されて以来、テレビや新聞、雑誌で「電子書籍」という文字を見ない日がありません。電子書籍ビジネスに参入しているAmazonや参入予定のGoogle、北米で電子書籍端末「リーダー」を販売しているソニーの動向なども話題になっています。 実際にiPadに触れた編集者の中では「もう雑誌はこれでいいじゃない」という声も出始めているようです。出版物・出版市場も大きく変化することになり、紙の出版物は今や文章や写真を世に送り出す独占的な媒体ではなくなっているのです。そうなると、出版社もいらなくなるのではないだろうか、少なくとも今のスタイルは維持できなくなるのではないか、という疑問も生じます。一部の作者や評論家は「出版社などいらない」とも言い始めています。このような状況の中、紙の出版物の利益を守ることは、単なる既得権益の防衛であり、進歩や変化を拒否する悪しき抵抗勢力と評されることなのでしょうか。一方で、単に「出版文化」を守るという掛け声だけで、既存の秩序すべてを守ることが妥当でしょうか。
 
いずれにしても、「出版」の世界は何らかの変化を迫られているわけですが、それはどのような変化なのでしょうか。
 
本書は、電子書籍による出版界の変化を、できる限り整理して、将来への課題を明らかにすることを目的としています。「新しい」電子書籍の世界において、「古い」出版社は退場すべきだ、という主張は、肯定できる部分もありますが、もう少し冷静な議論が必要です。
 
本書では今出版界に起きている変化を踏まえた上で、できるだけ具体的な議論を展開します。

2010.02.01

2009年の講演・執筆活動実績

2009年は、グーグル和解問題に端を発した著作権問題が、特に出版界を中心として大きな話題となりました。用賀法律事務所においても、弁護士の講演・執筆活動において、著作権問題に関する話題を多く取り上げました。2009年に行った講演・執筆活動は以下のとおりです。
 
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【講演】出版社の戦略的著作権講座
◆出版社の戦略的著作権講座/出版ビジネススクール
 
・デジタル時代に求められる権利処理(2009年02月04日)
・Google和解問題ははたして「黒船」なのか(2009年05月11日)
 ~デジタル開国時代に対応する出版契約を考える~
・第1回 デジタル時代に対応した契約書の作り方(2009年09月25日)
 「グーグル和解問題等が、出版契約にどのような手当を求めていると考えるのか」
・第2回 デジタル時代に対応した契約書の作り方(2009年10月14日)
 「出版者はデジタル権利ビジネスにおいてどのような役割を担うべきなのか」
・第3回 デジタル時代に対応した契約書の作り方(2009年11月06日)
 「出版契約書ひな形およびその解説」
 
【出版研究センター】 http://skc.index.ne.jp
 
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【講演】「黒船」グーグルが日本に迫るデジタル開国
◆「黒船」グーグルが日本に迫るデジタル開国(2009年07月09日)
 

 
※東京国際ブックフェア・ボイジャーブースにて
 
【ボイジャー】 詳細は下記URLにて
http://www.voyager.co.jp/sokuho/img_tibf_report/tibf09_murase.html
 
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【講演】急成長するデジタルコンテンツ市場に対応できる実践的ノウハウ
◆出版契約とデジタル化権に関する著作権実務
 
※東京国際ブックフェア・デジタルパブリッシングフェア専門セミナーにて(2009年07月09日)
 
【東京国際ブックフェア】 http://www.bookfair.jp/
 
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【講演】日本の出版社が迫られている真のネット対応
◆日本の出版社が迫られている真のネット対応(2009年10月30日)
 
 全国図書館大会第1分科会 インターネット時代のデジタルアーカイブを考える
 
【第95回全国図書館大会】 http://www.jla.or.jp/taikai2009/?q=node/9
 
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【出演】Googleブック・サーチが問う出版の未来
◆Googleブック・サーチが問う出版の未来/マル激トーク・オン・ディマンド(2009年06月20日)
 
【ビデオニュース・ドットコム】 http://www.videonews.com/on-demand/421430/001047.php
 
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【出演】鈴木敏夫のジブリ汗まみれ
◆ジブリの森・ラジオの川のほとり・レンガ屋にて(2009年11月15日)
 
【鈴木敏夫のジブリ汗まみれ】 http://www.tfm.co.jp/asemamire/index.php?itemid=24391
 
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【執筆】「黒船」グーグルが日本に迫るデジタル開国
◆「黒船」グーグルが日本に迫るデジタル開国 /ダイヤモンド・オンライン コラム
 
・第1回 日本の出版社を突如襲った “想定外”の和解問題(2009年04月30日)
グーグルの書籍データベース化をめぐる著作権訴訟問題。突如起こったこの問題は米に留まらず日本にも波及しており、グーグルは「和解に対する態度を今年5月5日までに示せ」と一方的に迫っている。
【ダイヤモンド・オンライン】 http://diamond.jp/series/google/10001/
 
・第2回 グーグルが「和解」で膨大なコスト負担しても得たいものとは(2009年05月12日)
グーグルは書籍データベース化をめぐる訴訟の「和解」により、膨大なコストを負担することになる。データベース化をどのように使うのか、そしてコストを回収するための収益モデルとはどういったものなのだろうか。
【ダイヤモンド・オンライン】 http://diamond.jp/series/google/10002/
 
・第3回 和解によって、出版社と著者はどのような権利を得るか(2009年05月26日)
グーグルとの著作権問題が和解しても、グーグルがデータベースをすべて「タダ」で使えるわけではない。権利者には、グーグルが得た収入から一定割合が分配され、使われ方についても異議を唱える権利が与えられる。
【ダイヤモンド・オンライン】 http://diamond.jp/series/google/10003/
 
・第4回 グーグル問題が日本の出版社につきつけた「絶版」の定義(2009年06月03日)
グーグル和解案の日本における「絶版」の定義が明らかになった。日本の書協データベースやアマゾンの取扱状況に判断されるとのことだ。そこで問題になるのが、「品切・重版未定」商品を「絶版」と扱うか否かだ。
【ダイヤモンド・オンライン】 http://diamond.jp/series/google/10004/
 
・第5回 和解によって設立される版権登録機構は、グーグルの立場を磐石にする(2009年06月17日)
和解案により設立される版権登録機関。権利行使や利益分配は、権利者自身が版権登録機関に対して自らの情報を提供しない限り実現できず、グーグルは労せずして700万冊に及ぶ書籍の権利情報を入手できることになる。
【ダイヤモンド・オンライン】 http://diamond.jp/series/google/10005/
 
・第6回 グーグル和解問題を国会図書館の動きから考える(1)(2009年06月17日)
改正著作権法が成立し、国会図書館は蔵書のデジタル化に向けて積極的な動きを見せている。これは日本での、インターネット時代における著作物流通のあり方について1つの回答といえる。
【ダイヤモンド・オンライン】 http://diamond.jp/series/google/10006/
 
・第7回 グーグル和解問題を国会図書館の動きから考える(2)(2009年07月15日)
デジタル化へ積極的に動き出した国会図書館だが、本文をテキストデータ化しておらず、グーグルとは似て非なるところがある。その背景には、著作権制度に宿る「権利の保護」と「利用」のジレンマがあるようだ。
【ダイヤモンド・オンライン】 http://diamond.jp/series/google/10007/
 
・第8回 グーグル和解案は、デジタルならではの利用方法を提唱するもの(2009年07月29日)
「本」の「デジタル化」において、グーグルは従来の商業出版市場との共存とともにデジタルならではの新しい利用を提案している。それに対して日本の国会図書館構想では、その段階に至っていないように思う。
【ダイヤモンド・オンライン】 http://diamond.jp/series/google/10008/
 
・第9回 国会図書館の動きは、グーグルへの対抗手段か(2009年08月12日)
国会図書館による蔵書デジタル化構想には、経済産業省がバックアップする動きもあり、「国策」とも言えるほどになってきた。それでは、この「国策」にのって「ジャパン・ブック・サーチ」は実現するのだろうか。
【ダイヤモンド・オンライン】 http://diamond.jp/series/google/10009/
 
・最終回 グーグルが提示した デジタル社会の「穏当な近未来図」(2009年08月26日)
グーグルのデジタル化構想は、紙の本の世界は可能な限りそのままに、デジタルデータのメリットが付加されるような制度設計となった。出版社と著者にとっても、「極めて穏当な近未来図」と言えそうだ。
【ダイヤモンド・オンライン】 http://diamond.jp/series/google/10010/
 
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【執筆】インターネットは本を殺すのか
◆インターネットは本を殺すのか  (ダイヤモンド・オンライン コラム)
 
・第1回 ネットの利便性と戦う「本」という存在(2009年09月09日)
グーグル著作権訴訟問題をきっかけに、日本でも国会図書館が書籍データベース化を進める動きをみせています。ネットでの利用が活発になれば、「本」も「レコード」のようにネットに殺されてしまうのでしょうか。
【ダイヤモンド・オンライン】 http://diamond.jp/series/kill_book/10001/
 
・第2回 グーグル和解問題が再燃! ライバル・ネット企業の抵抗(2009年09月30日)
グーグル和解問題の公聴会が延期されたようです。和解案見直しが「手続」や「平等な競争」に絞られるならば、歓迎すべきですが、「デジタルと紙との共存ルール」に反故するならば、残念としか言いようがありません。
【ダイヤモンド・オンライン】 http://diamond.jp/series/kill_book/10002/
 
・第3回 著作権を無視したエニグモは 雑誌ビジネスの未来を阻害するのか(2009年10月15日)
エニグモ社が「コルシカ」という雑誌の販売サイトにて、出版社の事前許諾のないまま、購入者が雑誌のデジタルコピーを閲覧できるサービスを始めました。これは雑誌の「複製」であり、事前許諾のない限り著作権侵害です。
【ダイヤモンド・オンライン】 http://diamond.jp/series/kill_book/10003/
 
・第4回 キンドルの衝撃――電子書籍は本の代替となりうるか(2009年10月29日)
電子書籍リーダー「キンドル」が発売されました。「キンドル」発売以前、「リブリエ」が発売されていましたが、なぜ「キンドル」はアメリカで定着しつつあるにも関わらず、「リブリエ」は日本で失敗したのでしょうか。
【ダイヤモンド・オンライン】 http://diamond.jp/series/kill_book/10004/
 
・第5回 「キンドル」vs.紙の書籍 ―日本の出版社で出来なかった事業モデル(2009年11月20日)
「キンドル」より前に発売されていた「リブリエ」は、失敗に終りました。それは、既存の出版ビジネスと抵触させない、という売り手側の事情が透け、それを敏感な消費者が嫌ったという要素があったのかもしれません。
【ダイヤモンド・オンライン】 http://diamond.jp/series/kill_book/10005/
 
・第6回 キンドルが日本に上陸する日(2009年11月20日)
長年、再販制度と委託販売制度のもとで、自由を謳歌してきた日本の出版社。しかし、電子書籍についてはこのような自由は必ずしも保証されません。各出版社は電子書籍の位置づけや価格政策を考える時期にきています。
【ダイヤモンド・オンライン】 http://diamond.jp/series/kill_book/10006/
 
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【執筆】書籍の電子化 動き出した「ジャパンブックサーチ」構想
◆書籍の電子化 動き出した「ジャパンブックサーチ」構想/文化通信
 
・第1回 「紙とデジタル」の共存へ向けバランスある議論必要(2009年11月02日)
・第2回 デジタルデータ流通の問題点 「物」から「無体」の取引へ(2009年11月09日)
・第3回 改めて出版社の権利を考える 出版は単に印刷する行為か?(2009年11月16日)
・第4回 「版面権」まだ規定されず 出版社の立場、法的位置付けを(2009年11月30日)
・第5回 ”出版用データ”の問題点 著作権の流通が全ての利益に(2009年12月7日)
 
【文化通信】 http://www.bunkanews.jp/
 
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【執筆】法務のためのブックガイド2010【業界別】
◆法務のためのブックガイド2010【業界別】/ビジネスロージャーナル
 
【レクシスネクシス・ジャパン】 http://www.businesslaw.jp/
 
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