用賀法律事務所 事務局通信

2013.03.08

【講演】『電子書籍・出版の契約実務と著作権』出版記念

■日時 平成25年3月27日(水) 午後6時~午後8時30分
■会場 岩波セミナールーム
(岩波ブックセンター裏3F、神田神保町交差点 徒歩2分)
■会費 9,000円(テキスト付)
■企画 出版研究センター 林 幸男
■主催 出版ビジネススクール事務局
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-11
TEL(03)3234-7623
/ FAX(03)3238-9420
http://skc.index.ne.jp/seminar/20130327.html

出版とは、著作物やその他の情報を編集し、出版物として世に送り出す行為です。この行為は、紙の出版であろうと電子出版であろうと変わるところはありません。しかし、著作権制度は、電子メディアなどない時代に作られたものであり、紙の出版と電子出版とは、著作権法上の取扱に大きな違いが生じています。著作権は近年立て続けに改正が行われ、電子メディアに対応できるようになりつつありますが、映像や音楽に比べて出版がカバーする領域では、制度改正もまだまだ不十分と言わざるを得ません。

しかし、出版社として日々出版活動をしていかなければならない以上、制度の不備を嘆いていても仕方ありません。現行制度の中でどうすればよりよい対応が可能なのかを考えていかなければならないのです。

今回テキストとして使用する『電子書籍・出版の契約実務と著作権』は、紙の出版と電子出版の両方について、著作権制度と関連させて理解を深めることを目的としたものです。出版契約については、書協ひな型を素材としてその内容を逐条的に解説するとともに、なぜそのような規定となるのかを、著作権法の規定から説明しています。また、電子出版については、配信事業者との配信契約サンプルを用意し、同様に説明を行っています。

本講座では、このテキストの中味をより深く理解していただくためのポイントについてお話するとともに、個別のケースに応じて、ひな型をどのように変更していくことができるのか、ということについても詳しく説明していきたいと思います。


◎講座の内容は、時間の都合で若干変わる場合があります。
  • 紙の出版と著作権
  • 電子出版と著作権
  • 書協ひな型の解説
  • 配信契約とは何か
  • 配信契約と著作権
  • 配信契約サンプルの解説
  • 契約実務での留意点